検索結果ページに表示されるリンク数が、15%減少したとSearchmetricsが発表
Searchmetricsがリリースした2016年Google検索結果調査で、検索結果ページに表示される青色のリンク数が、モバイル検索では10個から8.5個に、デスクトップ検索では10個から8.59個に減少したことが明らかになりました。
これまでGoogleの検索結果ページには、10個のオーガニックリンクが表示されていましたが、今回Searchmetricsが行った調査によると、表示されたリンク数の平均が8.5個に減少したことが明らかになりました。表示されるオーガニックリンク数が減少した代わりに、強調スニペット、モバイルアプリパック、ナレッジパネル、画像、ビデオなどが表示されています。
検索結果ページに表示されるオーガニックリンク数が、従来の10個から8.5個に減少
2015年と2016年のユニバーサル検索結果のデータ
アプリパック、ダイレクトアンサー、ナレッジパネルの比較
Googleは、モバイル検索とデスクトップ検索の両方にて、スニペットやナレッジパネルなどのリッチな結果を表示してきましたが、これらが表示される頻度は、クエリや検索のカテゴリー、そしてデバイスによって左右されていることが明らかになりました。例えば、モバイル検索のクエリでは、10回中1回の割合でアプリパックが表示され(デスクトップ検索では表示されません)、デスクトップ検索でのダイレクトアンサーと強調スニペットの表示頻度では、モバイル検索での出現より2倍以上多く表示されていることが分かりました。
以下のチャートは、モバイル検索とデスクトップ検索で質問したクエリに対し、リッチ結果が出現した頻度の割合(%)になります。
今回のSearchmetricsが行ったGoogle検索結果ページの調査で、これまでの「上位表示=10番目」というSEO概念から、「上位表示=8番目」にシフトして考えていく必要があるかもしれません。あくまでも、Searchmetricsが独自で行った調査であり、Googleが公開した公式なデータではありませんが、ウェブマスターやSEOアナリストであれば、今回の調査結果を頭の中に入れて置いた方が良さそうです。
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